JKになりたい

何か書きたいことを書きます。主にWeb方面の技術系記事が多いかも。

RaidenNetworkを動かしてみたメモ

概要 RaidenNetworkはERC20に準拠したトークンをオフチェーンで高速に送受金できるような仕組みです。 BitCoinでいう「LignthingNetwork」のEthereum版に相当します。 低コスト、スケーラブル、プライバシーが保護される、といった特徴があります。 RaidenNe…

意図せずstorage領域が書き換えられてしまう2大パターン

はじめに Solidityでは意図せずstorage領域を書き換えられてしまう可能性があります。 アクセス修飾子は関係ありません。privateな変数であっても脆弱性のあるコードを書くと簡単に書き換えられてしまいます。 今回はstorage領域が意図せず書き換えられてし…

ethernaut #12 Privacy を解く

ethernautについて ethernautはスマートコントラクトの脆弱性を発見し、攻撃するシミュレーションができるプラットフォームです。 Ethereumスマートコントラクト開発者にはお馴染みのOpenZeppelinが提供してくれています。 遊び方は簡単。脆弱性のあるスマー…

Plasmaについてチームで共有したのでその時の資料を共有します

Plasma全然わかんないんですけど、チームでPlasmaについて少し話したのでその時の資料を共有します。 間違っている部分とか結構あると思うんで、なにかあればTwitterにDMなど貰えると嬉しいです。 さかた(JK) (@a1234224576a) | Twitter speakerdeck.com う…

CognitoIDPool+CognitoUserPool+外部IDProviderで独自認証とSNS認証を実装し、アカウントに対してDynamoDBの行レベルアクセス制限をかける

AWS

内容 メールアドレス+パスワード認証、Facebook認証によりサインインし、AWSサービスの一時的なアクセス権限を取得する。 それを使って、DynamoDBにアクセスしてデータを取得する。 ただし、DynamoDBには自分のIDに該当するデータしか取得することはできな…

AWS KeyManagementService

AWS

AWS KeyManagementServiceについて調査したので、そのときのメモ書きを置いておきます。 KeyManagementServiceというサービス単体で存在しているわけではないので、サービス検索でKMSなど入力しても出てこないので注意>< IAM→暗号化キーからKMSのコンソー…

uportを使ったデモアプリ、イーサリアム神社を公開しました

なかなかuportを活用したサービス、アプリは多くないと思います。 そこで今回、upotを体験できるようなデモアプリを作ってみました。 それが、イーサリアム神社です。 アプリ自体はとても単純なものです。 uportでログインし、etherを添えて神様にお祈りする…

uPort活用するためにとりあえずデモアプリを紐解く

uPortとは uPortは個人に紐づく情報をブロックチェーン上に保存しておき、こちらが承認した相手に対してのみ一部を公開するといった仕組みを実現するものになります。 例えば、今までなら住所などの個人情報をAmazon、楽天、その他ECサイト全てにおいて提供…

web3のAPIを把握するためVue.jsでEthereumWallet作ってみた

最近ERC20とERC721の実装をしたので、次はクライアントサイドの実装も一通り試したいと思いまして、簡単なEthereumのウォレットアプリを実装しました。 今回JavaScriptフレームワークはVue.jsを採用したんですが、大した理由はなく、触った事がなかったので…

ERC721に準拠したトークンをフルスクラッチ実装する

ERC721は価値の交換が不可能なトークン。詳細は他の記事で。 NFT(Non Fungible Token)という略称を使います。 EIPはこちら。最近(一月前くらい?)StatusがFinalになったようです! EIPs/eip-721.md at master · ethereum/EIPs · GitHub 今回も学習のため自…

ERC20に準拠したトークンの実装とテスト、あと脆弱性の話

この記事の内容 ・ERC20に準拠したトークンを実装して、テストを書いた ・どうやらERC20には脆弱性があるらしいのでそれについても調べた ・最後にRopstenテストネットワークにトークンをデプロイした 概要 OpenZeppelinを使えば簡単にERC20に準拠したトーク…

モナドトランスフォーマーを使ってモナドを合成する

ネストしたモナドの取り扱い モナドがネストして帰ってくることがあります。 例えば、DBに接続してユーザレコードを取り出す時、DBに接続できたかどうかを表すEither、該当のユーザがいたかどうかを表すOptionのモナドがネストして帰ってくるケースを考えて…

gormでRelationを組む方法とn+1の回避

Go

昨日から色々あってGo langで開発をはじめました。 超にわかですが、気づいたことやハマったことなどあれば備忘録を残しておこうと思います。 今回は、gormを使ってBelongToの関係にあるFishモデルとWaterAreeモデルのリレーションを組んでみます。 github.c…

CatsのStateモナドを使ってFP in ScalaのEx6.11 自動販売機問題を解く (2)解いてみた

Functional Programming in ScalaのExercise6.11の問題をStateモナドを使用して解いてみます。 問題設定 スナックの自動販売機をモデリングする有限状態オートマトンを実装する。 この自動販売機は2種類の入力を受け付ける。 1つは硬貨の投入、もう1つはハン…

CatsのStateモナドを使ってFP in ScalaのEx6.11 自動販売機問題を解く (1)Stateモナドについて

Stateモナドについてざっくりと。 状態の変化を伴うミュータブルな計算をFunctional Programmingのコンテキストで表現可能にしたもの。 catsにおけるStateモナドのapplyメソッドのシグネチャは以下のようになっています def apply[S, A](f: S => (S, A)): St…